院長略歴

院長略歴
秋田県生まれ
秋田大学医学部卒
東北大学医学部精神神経学教室入局
宮城県内の精神科病院で臨床診療
外務省入省
在ネパール大使館一等書記官兼医務官
在ホンジュラス大使館一等書記官兼医務官
外務省人事課メンタルヘルス対策上席専門官
在タイ大使館参事官兼医務官
主な資格
日本精神神経学会認定 精神科専門医
精神保健指定医
労働衛生コンサルタント(保健衛生)
産業医

認知行動療法では、偏った物事の捉え方を修正していく方法を身に着けていきます。
一つの出来事、一人の人が言ったこと、評価したことを「あの人は、~~~な人だ」「私は○○○な人間なんだ」などと一般化したり、レッテル貼りをして、生きづらくしている自分に気づいてもらうことが始まりです。
気づいてもらうために、診察では「鵜呑み」「丸のみ」「思い込み」にならないように、自分の側からしか物事を見られない「半円の見」にならないように、お話をしますが、なかなか思いが伝わらず、ついつい力が入ってしまうところがあります。
ゆっくりと時間をかけること。「時は薬なり」を改めて感じています。

また時々「話をしてすっきりした、いいアドバイスをもらった」と話す患者様がおられます。
友達同士であれば、それで結構なことですが、治療となれば別です。
「一喜」しないように、晴れやかな気持ちに水を差させてもらうことがあります。
生きていく中で、快晴のときもあれば、くもりや雨、時には嵐に出会うこともあります。
嵐を乗り越えたあとの快晴感を得てもらうために、嵐の乗り越え方を身に着けてもらわなければなりません。
診察診療の中では、「一点の雲」を加えることもありますが、受け入れてもらえるのは難しいところです。

ときどき人間関係に悩まれて受診される方がおります。
ほとんどの方に対しては、その方のペースで話をして頂き、辛い思いを受け止めるように努めています。
しかし頑なに「自分は悪くない、あの人が悪い」という他罰的な思いの強い方には、思考がエスカレートし、強固なものにならないように、話の流れを折らせて頂き、一般的なアドバイスをすることにしています。
自分の気持ちを否定されることは辛いことですが、人間関係は相手がいることです。
相手の表情は、自分の表情が写っている鏡といわれることもあります。
他罰的になっている自分を変えることで、人間関係が改善することがありますので、相手の悪口しか言えずに、欠点をあげつらうことが身についてしまい、こころが荒んでいかないように、老婆心的な気持ちから、その点を指摘させて頂くことにしています。
時間はかかりますが、意識していくことで、純なこころを取り戻すことができます。
サッカー選手がよく話すように、相手をリスペクトすること、大事なことと思います。

当院は予約制で診察を行っておりますので、診察時間に制限がございます。
初診時は30分、再診は5~15分を目安にしております。
予約時間に来院されている患者様の診療を優先しますので、予約時間に遅れて来院された患者様の診療時間は短くなります。
ご了承ください。